KEQ-1000 |
高音質MC専用イコライザアンプKEQ-100055,000円オペアンプとFETのいいとこ取りをした、高音質MCイコライザアンプです。低域・高域とも フラットに伸びきった、ワイドレンジな特性を持っています。また、非常に美しい音質で、 低域はたっぷりとした量感とともに押し出し感も十分あり、高域は切れ味の鋭さが光ります。 作る-comレコードプレーヤKAR-1000に合わせたサイズですが、汎用のものは、 KEQ-1010(開発予定)です。 とにかくアナログレコードの音のよさを再認識させてくれる、高音質EQアンプです。 |
コンセプト | システム構成 | EQアンプ | 電源回路 | ケース | 基板 | 製作 | 試聴 |
コンセプト |
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システム構成 |
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EQアンプ |
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電源回路 |
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ケース |
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【シャシー】 シャシーは作る-comオリジナルのアナログレコードプレーヤKAP-1000と統一の とれたデザインとします1.5tアルミベースのシャシーと木製カバーの構成です。 内部構造は、右図のように、誘導ハム対策として、フロント側に電源部を配置し、 RCAピンジャックのPhono入力から、イコライザ回路基板を最短距離で結び、 電源回路と最も遠くなるように配置します。MCカートリッジは0.1mV程度 ですので、非常に高感度な増幅回路となり、より誘導ハムに対して敏感です。 シールド版は誘導ハムに対してほとんど効果がなく、とにかく距離をとるのが ベストです。 →シャシー図面 |
図4:デザイン検討図面 |
【フロントパネル】 フロントパネルは今回専用パネルを設計し、外注しました。2mm厚のヘアラインめっき アルミ板を使用します。KAR-1000とベストマッチするデザインです。また、トップカバーは 10mm厚の木材(スプルース材)を使用し、内張りとして、0.3mm厚アルミ板(シート)を 貼り、シャシー全体のシールド、フレームグランドを確保します。 脚部は、通常のゴム足ではなく、3mm厚のフェルトを使用します。高価なインシュレータでは ケース内寸が確保できず、ゴム足では下面にくっついてしまうことがあり、使い勝手が よくありません。フェルトは振動を吸収し、かつ使い勝手の面でも優れています。 →フロントパネル・カバー図面 |
図5:フロントパネル |
基板 |
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【イコライザアンプ基板】 オーディオ回路は、配線は太く短い方が特性としてはよくなるはずですので、基板の パターンは太く短く、部品配置をコンパクトにまとめます。また、左右チャンネルは 対称パターンが基本ですが、100%対象にこだわるのではなく、太く短く配線することを 優先します。 グランドラインは基板の中央に太く入れ、左右のセパレーション、グランドレベルの 安定性を確保します。また、電源系とシグナル系をのグランドをパターンで明確に分離します。 電源入力部で電解コンデンサで基板上の電源を安定化させ、シグナルグランドとは細い パターンで接続することにより分離し、高安定、低ノイズなパターンとします。 出力部は、ミュート用のリレーが入りますが、できるだけ太く短く出力端子と 接続します。入力も出力もコネクタは使用せず、シールド線を直接半田付けすることを 前提とします。 結果、図6のような基板となりました。コンパクトかつ信号の流れがスムースな 美しい基板パターンです。良い音のする基板というのは、パターンも実装も美しく 見えます。 →PCBEパターンデータ |
図6:アンプ基板 |
【電源部基板】 電源部は安定化電源とミュート回路を一つの基板にまとめます。 入力端子から整流ダイオードを経て平滑コンデンサに入りますが、途中に チョークコイルを入れることができるようにします。電源経由で混入する 外部ノイズを遮断する目的ですが、基本的には必要ありません。 3端子レギュレータには、少し大きめの放熱器を取り付けることができるように 設計し、放熱器は忘れずにグランドレベルになるようにします。 グランドおよび+−のラインは可能な限り太いラインにしますが、 コンデンサの配置に注意します。電源出力端子に向けて 大容量コンデンサ→低容量コンデンサを並べ、1uFフィルムコンデンサは 出力端子のすぐ近くに配置し、クリーンな電源を出力します。 ミュート回路は基板の端を利用してできるだけコンパクトに配置します。 ミュート回路は直接音質には影響しないので、表面実装のコンデンサや抵抗を 使用します。 シャシーグランドに落とすポイントですが、AC入力側、DC出力側のどちらかで 金属スペーサ経由で落とせるように選択可能にしておきます。どちらかを半田で ショートすることによってシャシーグランドに接続します。 →PCBEパターンデータ |
図7:電源回路基板 |
製作 |
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図8:イコライザ生基板(部品面) |
図9:イコライザ生基板(半田面) |
図10:イコライザ基板 |
図11:電源基板 |
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図14:電源部の配線 図15:アンプ部の配線 図16:リアピンジャック部の配線 |
図19:フロントビュー |
図20:リアビュー |
試聴 |
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