KMP-100 |
電源部の基板パターン設計を完了した。パワーアンプ用非安定±20V、
アナログ回路用安定化±7V、デジタル回路用安定化+5Vの電源である。
ミニコンポ用ということなので、安定化は通常の3端子レギュレータを
使用した回路のCOMMON端子を利用して電圧可変にした回路である。
消費電力等を考慮すれば大き目のコンデンサで充分吸収できると言うことと、
±7Vは電圧可変にしておいて上下の相対電圧を正確に合わせれば、かなり良い音質に
なる(経験的にそう言える)。
次はアナログアンプのパターン設計に入る。
スピーカのネットワーク構成をいろいろと試してみる。ウーファーをスルーとしているため、
試聴を繰り返して一番いい音を探してみた。-12dB/Octでは、10kHzでも中高音に落ち込んだ部分が
ある上、バランスが悪いせいか、変にキンキンした感じがする。
結局最もバランスが良かったのは、10kHz, -6dB/oct でアッテネーションを-6dB程度に
設定した音だった。高域の抜けがよく、パーカッション系のリアリティもある。ボーカルも
ぐっと前に出てきて定位が良い。かといって、エフェクトを聞かせたポップスなどは
ドームツイータ特有の広がり間もある。このサイズのスピーカーとしては非常に良い音である。
スピーカ、完成である。
PCケースKPC-3が終わったので、メディアプレーヤに戻ってきた。
スピーカの音が今ひとつ納得がいかなかった。そこで、ウーファーはスルー、
ツイータは10kHz, -6dB/octで試聴してみた。俄然音質が良い。このウーファーは
スルーで使った方がいいみたい。ただ、まだもう少し足りない。高域が少しだけ
強すぎると思われる。10kHz, -12dB/octの方がいいかもしれないので、部品を
手配する。
設計・製作に使用していたPCのマザーボードが突然壊れてしまった。
ハードディスク等は問題ない。そこで、PCのマザーボードを交換しようとしたが、
Intel の Core2 用のマザーボード、DDR2のメインメモリは現在販売されておらず、
結局 Core-i5 のマザーボードに交換することになった。合わせて電源も
交換しようとしたが、KPC-002を使用しているため、簡単にいかない。
そこで、汎用品をもっとうまく利用し、便利で使いやすいKPC-3を作ることにした。
BGMプレーヤはしばらくの間お休みである。KPC-3が出来上がったらBGMプレーヤに
戻る。
スピーカ部を塗装仕上げまで完了。ネットワークも含め、全てを組み込み、
吸音材は、試聴時よりも少し増やした。
最終的な試聴。半完成でテストした時よりもはるかにいい音になっている。
特に低音がしっかり出ているのは驚いた。テスト試聴時は、吸音材が少なかったことと、
バスレフポートからケーブルを外に引き出していたので、その影響もあるかもしれない。
重低音といえる音までしっかり再生している。ただし、メインスピーカ
(パイオニア:S-HE100)に比べて風のような低音は出ていない。柔らかく聞きやすい音である。
ミニコンポ風に仕上げようとしているが、上品な音だ。
まさに狙い通りのスピーカとなった。試聴した曲は、
four play:Bari Run/CD
Najponk Trio:I'll Remember 21st May/CD
渡辺貞夫:Orange Express/アナログレコード
ベートーベン:交響曲第6番 田園/CD
キマグレン:蛍灯
LOVE:Love Letter
鈴木祥子:Swallow
本体の内部設計にとりかかろう。
製作したスピーカを簡単にテスト試聴した。小さいわりになかなかの低音である。
特性上、50Hzから下は急降下であるが、その通りの音である。しっかりと低音を
再生しているが、ズンとくる風のような重低音はない。BGMプレーヤとして狙い通り。
あまり低い音がズンズンくると、就寝時や起床時のタイマー再生にはうるさくてかなわない。
気持ちの良い寝起きのためには、あまり重低音は必要ないというよりは、ない方が
いいのである。
高音はドームの特徴が出ていて、広がりがある。しかし、スピーカ自体が小さいせいか、
定位はくっきりとしており、音像がはっきりしている。定位のよさは意外であった。
しばらく大きめの音でエージングする予定。DAYTONのND16F-6というこのツイータ、
エージングすると非常に美しい高音になるのはKSP-1000で確認済みだ。今後が楽しみな
スピーカシステムとなった。
スピーカボックスを製作した。フロントバッフルは18mm厚のパイン集成材、
それ以外は12mm厚シナ合板である。当然ラウンドバッフルとし、ツイータ・
ウーファー・バスレフポートはインライン構造とする。
ボックス内の補強はたっぷり行い、箱鳴りを抑える。バスレフポートは水道管の
継ぎ手を利用し、回りにブチルゴムを張り込んで、ポート自体の鳴きを押さえ込む。
今回ツイータは取付け部のないユニットであるが、これにパイン集成材を
利用したフレームを作成し、ツイータユニットとした。
吸音材は少なめにしてバスレフポートからの放射低音をできるだけ活かすようにした。
かなり美しいエンクロージャができた。後はトップに付き板を貼り、
綺麗に塗装するだけである。
スピーカボックスの板取設計を行った。18mm厚パイン集成材とシナ合板を使う。
補強材はたっぷり使い、徹底的に箱なりを押さえる構造とする。
かなりがっちりとしたエンクロージャになる。ウーファーはネジ止め部が
浮いてしまうので、ゴムシートを使用して密着させる。さらにバスレフポートは
ブチルゴムで巻いて鳴りを抑える。
小さいけど力持ちといったエンクロージャになりそう。
本日スピーカユニットが届いた。ART Audio の4LL-04は思ったよりも小さかった。
これで本当に50Hz近くまで再生できるのか。最近のスピーカはすごいもんだ。
DAYTON の ND16FA-6 はKSP-1000での実績があるので、見た目はちゃちいけど
ちゃんと再生することは確認済み。ただ、今回のスピーカの設計特性、ややハイ上がりの
傾向があるように思えるので、ツイータのアッテネーションは要注意。
あわせてスピーカボックスを設計した。フロントバッフルは18mmのパイン集成材、
それ以外は12mmのシナ合板を使用予定。今回ツイータ部はちょっと工夫して
美しく見えるようにした。ツイータそのものはどこにも取り付け部がないので、
ユニットとして扱えるようにした。
とりあえずボックスとしての設計は完了。後は板取りを考えて製作する。
回路設計が完了。今のところ、個人的に楽しむ目的で製作しています。
今回の回路設計はなかなか大変です。
ここで、一度全体のメカ部(筐体)設計、スピーカ設計を行い、ボード構成を検討します。
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